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2021年10月29日
士業のバッジ
法律を扱うドラマなどで弁護士がスーツに弁護士バッジをつけているのをご覧になられたことがある方も多いのではないでしょうか。
実は弁護士だけでなく、司法書士や行政書士などの他の士業職にも、士業ごとにバッジ(記章・徽章)があり、それぞれデザインが違っています。
一番イメージしやすいのが、冒頭でも述べました弁護士記章ではないでしょうか。
デザインは「ひまわりの花の中心部に天秤」です。ひまわりは「正義と自由」を、天秤は「公正と平等」を表しているそうです。正義・自由・公正・平等と正に弁護士のイメージを表現したデザインになっていると思います。
次に司法書士の徽章ですが、ご覧になったことがある方は少ないと思います。
デザインは「五三桐花」です。桐の花が左から3つ、5つ、3つと並んでいるので「五三桐花」といいます。桐花紋は古くから国章ともされていて、現在でも五七桐花紋(桐の花が左から5つ、7つ、5つと並んでいる紋章)は内閣総理大臣紋章として使用されており、五三桐花紋は法務省の紋章として使用されています。古い歴史を有し、国民の権利を守る法務に関連する職業である司法書士を表したデザインと言えるのではないでしょうか。
これもご覧になったことがある方は少ないと思いますが、行政書士も徽章があります。
デザインは「コスモスの花弁の中に篆書体の『行』の字」です。このデザインは「調和と真心」を表しているそうです。行政書士は、行政機関と国民の間を取り持ったり、書類作成などで国民間の公正を取り持ったりと、社会調和を図る仕事を職務としています。このような行政書士の職務や使命を表したデザインとして使用されています。
この他にも、税理士(デザインは「桜花の図」)や社会保険労務士(デザインは「菊の花弁の中央にSRの文字」)など、いろいろな士業に徽章があります。
各士業ごとに特色があり、それぞれに由来や表現したいイメージなどがあります。
なかなか見かけることはないと思いますが、ご覧になられた際には是非注目してみてください!
アップサクシードスタッフ
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