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2021年06月8日

亡くなられた方の遺言検索

 

「亡くなった親が遺言を残していたか知りたい」

「遺言を書いているとは言っていたが、どこに保管されているのかわからない」

 

いざ相続手続きをしようと思っても、遺言書があるかないかによっては、相続財産の分配が大幅に

変わる可能性があります。そのため、遺言書の有無の確認は大事です。

 

遺言作成の代表的な方式ですが、公正証書遺言、自筆証書遺言、秘密証書遺言があります。

 

今回は公正証書遺言の検索方法についてお話したいと思います。

 

まず、公正証書遺言とは2人の証人が立ち会いの下、公証人が遺言者から遺言内容を聴き取りながら作成する遺言です。作成した遺言書は公証人役場で保管されます。

 

公正証書遺言を残しているかどうか知りたい場合、平成元年以降に作成されたものであれば、全国どこの公証役場でも検索可能です。

 

遺言書の検索請求が出来る人は、「法律上の利害関係」のある人に限られます。

遺言者の相続人は「法律上の利害関係」があるので、請求できます。

 

相続人が検索請求する場合の必要書類は下記の通りです。

 

・遺言者の死亡を証明する資料(除籍謄本など)

・相続人であることを証明する資料(相続関係を証明する戸籍謄本など)

・相続人の本人確認資料

 

手続き自体は必要書類さえ揃えれば難しくはないのですが、ご親族が亡くなられたばかりで、平日に役所で必要書類を揃えて、最寄りの公証役場へ赴くのもなかなか大変なことだと思います。

 

上記書類に加えて委任状をいただければ、当事務所が代理人として必要書類を揃えて公正証書遺言の検索請求をすることも可能です。

 

ぜひ、お気軽にお問い合わせ下さい。

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